
これから関わる患者さん指をずっとしゃぶってるの。



どうしてかな?何か意味があるのかな?



それは何かにストレスを感じてるんじゃないかな?
視線や態度にはその人の感じている事が表出されていると言われるんだ。



そうなんだ。他にも視線や態度から分かることって何かあるの?
今回は、私たちが普段何気なく行っている視線や態度がどのような意味を持っているのかをテーマに記事を書いていきますね。
この記事でわかる事
・視線から分かる意味や心理
・態度から分かる意味や心理
視線からわかる意味や心理


まずは視線からわかる意味をみていこう。
目を閉じる:不快な刺激の閉め出し,思案
目を細める:信頼、親愛,優しさ、慈愛
一瞥(ちらっと見る)する:怒り,憎しみ、無視,軽視,無言の闘争
キョロキョロする:不安,動揺,相手をいら立たせる
目を伏せる:陳謝,回避,抵抗
にらむ:憎悪,攻撃,威嚇,反撃
長く見つめる:親愛,信頼,媚、嘆願
目を見開く:恐怖,驚き
凝視する:攻撃,威嚇,恐怖,憎悪、脅威,相手への集中心
まばたき:緊張、困惑
目をそらす:退屈,関係性の回避,一緒にいたくない、話を聞きたくない,思案,話の意思表示,困惑,自信のなさ
ジロジロ見る:観察、評価,識別



視線だけでこんなに分かることがあるんだね!



本人は何気なく、自覚なくしている事かもしれないから、意識して観察してみようね。
態度から分かる意味や心理


次は態度から分かる意味だよ!
指しゃぶり:ストレスを感じている
しし鼻:興奮と怒り
眉間のしわ:いら立ち,何かへの集中,警戒,驚き,恐怖
緊張したまぶた:怒りの感情
つり上がった眉:恐怖心
せき払い,身体を揺らす:話と行動の出だし、自己存在の主張
脚の組み方:相手の受け入れ及び拒否の意思表示
※つま先が自分の方を向いている場合は受け入れの姿勢
※つま先が反対を向いている場合は拒否の姿勢
緩慢な動作:躊躍,嫌悪,嫌み,反抗
両腕の組み方:尊大、威厳の保持,相手への見下し、拒否の態度、防衛反応
※手の位置が高いほど拒否が強い
開口:放心状態,無関心,集中,驚き
唇の一端の隆起:軽蔑
貧乏揺すり,足踏み:いら立ち,強迫的
手で口を覆う:動揺・不安の鎮静
とがり口:不満,警戒
しかめ面:不機嫌,不快、苦痛,警戒
手による唇や舌へのタッチ:満足,安心,喜び
頬やあごをなでる:不安,自信喪失,思案,鎮静
などが挙げられます。
視線や態度から分かる事|仕草や表情には意味がある まとめ


看護師や看護学生は患者との関わりで困る事が多いですよね。
私も患者とのコミュニケーションにはとても苦労しました。
ここにあげた視線や態度が持つ意味を理解しておけば、何となくでも患者の思いが分かりやすくなります。
参考程度に活用頂ければ幸いです。