【領域別】看護実習の経験・学び・やっておく事|精神看護学実習編

  

精神看護学実習ってどんな事するの?

  

コミュニケーションとか難しそう。

  

当日までにやっておいた方がいい事とかあるのかな?

ちゃっちゃん

こんにちは!看護師のちゃっちゃんです。今回は精神看護学実習についてお話したいと思います。

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この記事で分かる事
・精神看護学実習について
・精神看護学実習の経験・学び・やっておいた方がいい事
・精神看護学実習での患者さんとの関わり方

目次

精神看護学とは

精神看護学とは、精神的な健康問題を持った人が自分らしさをとりもどす方法を考え、治療や援助をしていく分野です。

医療的な処置よりも、生活の支援や、対話が主な看護師の役割です。

精神看護学では、特に個人の尊厳や権利が深く関わってきます

何気ない一言で病状を悪化させる事もあるので、会話には十分注意をしましょう。

また、患者さんの中には、病識がない方が多くいます。

自身に精神疾患である事を認識してもらった上での薬物療法が必要です。

精神看護学実習で経験した事

患者との意思疎通に悩む

私は統合失調症の患者さんを受け持ちました。

毎日塗り絵をするのが日課のようです。

たまに外をずーっと見たり

急にしばらく飛び跳ねたり

そして塗り絵とは別のノートにはぎっしりと見た事のない文字を書いていました。

正直その時の私は

ちゃっちゃん

どう関わっていいのか分からない

が最初の印象でした。

無理に話しかけずに隣で一緒に過ごした

こちらから無理に話しかける事は辞めてました。

患者さんの好きだと言っていた塗り絵を持参し、一緒に塗ったり

外を見る時には一緒に眺めて

飛び跳ねてる時はコケないように隣で見守りました。

少しずつ自分の事を話してくれるように

しばらくすると患者さんの方から自分の事を話してくれるようになりました。

・誰にもわかって貰えない
・気持ち悪いと思われている
・病気だと言われても実感がない
・家に帰りたい

このような事を話していました。

精神疾患のある患者さんは、健康な人には分からない、見えないところに深い傷を負っています。

見えないところでずっと苦しい思いをしていたのだと改めて気付かされた瞬間でした。

精神看護学実習での学び

精神疾患のある患者さんと関わる上で大切なのは観察力であると学びました。

何気ない言動の一つ一つに患者の思い、や疾患の症状、薬の副作用と思われる情報が込められています。

ただ会話をして信頼関係を築くだけではなく、細部まで観察をして関わりを持つ必要があると感じました。

精神看護学実習の当日までに行った事

入院形態について調べた

精神科の入院には、精神保健福祉法で4つの入院形態に分けられています。

任意入院
本人の同意に基ずく入院形態(精神保健指定医による診察で72時間の退院制限が可能)
同意者は本人

医療保護入院
保護者の同意に基づく入院形態。
精神保健指定医により医療及び保護の必要があると認められたもので、本人の同意が得られにくい場合の入院形態
同意者は保護者

措置入院
都道府県知事の同意に基づく入院。
2名以上の医師による診察結果が一致し、入院しなければ自傷他害の恐れがある場合の入院形態
同意者はなし

応急入院
医療と保護のために入院の必要があると判断されたが、家族等の同意を得ることができない場合。保健指定医の診察により、72時間以内に限り、応急入院指定病院に入院する形態
同意者はなし

実際にがっつりと実習で使う事はありませんでしたが、指導者の看護師さんに聞かれた際、答えることが出来たので、覚えておくと良いです!

主な疾患と看護師の関わり方を調べた

統合失調症

病態と症状

  • 思考・感情・行動を統合する能力が障害された疾患
  • 症状は幻覚・妄想等の「陽性症状」と意欲低下・自閉などの「陰性症状」に分かれる
  • 陽性症状はドパミン伝達の過剰により引き起こされる

看護の仕方

  • セルフケア援助
    ・患者のセルフケア能力をアセスメントし、その時点で最大限に活かせるように働きかける
  • 内服・症状の管理
    ・服薬・症状管理の必要性を説明し、具体的な方法を患者と一緒に考える
  • 幻覚・妄想に左右されない方法を患者が見つけられるようにサポートする
  • 家族に対する援助
    ・疾患や対処法に関する援助だけでなく、家族の困り事について相談に乗り、退院後も視野に入れて関わる

うつ病

病態と症状

  • 脳内の伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下した状態
  • 症状は、抑うつ気分・思考力の低下・意欲低下・睡眠の異常・食欲の低下・易疲労感・疼痛・便秘・動悸・めまい・耳鳴りなど。

看護の仕方

  • 保護的な環境づくりの援助
    ・自責の念や自己評価が低下し、焦燥感を抱いているが、治療によって良くなることを伝える。
    ・抗うつ薬を服用する必要性を理解出来るよう説明する
  • セルフケアの援助
    ・意欲低下から食事摂取量が低下するため、食事が取れるよう工夫する。
    ・思考や行動が抑制され、清潔保持のセルフケア行動が不十分になるので、必要に応じてケアを提供する
  • コミュニケーション
    ・会話のテンポが遅くなり、会話が途切れがちになるが、自分のペースでゆっくり話す事に保証をあたえる。
    ・安易な励ましに気をつける。

双極性障害

病態と症状

・うつ状態と躁状態を繰り返す疾患

  • うつ状態
    全てのことに興味関心が無くなり、楽しいという感情が持てなくなる。
    早朝覚醒・食欲の減退または亢進・体重の増減・疲れやすい・やる気が出ない・自責感自殺念慮といった抑うつ症状
  • 躁状態
    ほとんど寝ること無く動き回り続け、多弁になる。
    仕事や勉強に取り組むが、1つの事に集中する事が困難。
    急に高額な買い物をしたり、無茶な事に次々と手を出してしまう。

看護の仕方

  • うつ状態と躁状態で患者自身の感情や、疾患に対する思いが変わる。自己判断で治療を中断することの無いように、継続した内服管理を行う援助が必要。
  • うつ状態から躁状態に変わった際、衝動的に自身や他者に危険を脅かす可能性があるため、言動や仕草から細かく観察が必要。

このように主な疾患について調べておくと実習中に役立つ事間違いなしです!

精神看護学実習のワンポイントアドバイス

行動制限や処遇について学んでおく

行動制限

精神科病院の管理者は入院中の患者について、その医療や保護に欠くことのできない限度において、その行動について必要な制限を行うことができます。

行動制限の種類の対象

隔離

・他の患者との人間関係を著しく損なうおそれがある等、その言動が患者の病状や経過や予後に著しく悪く影響する場合

・自殺企図又は自傷行為が切迫している場合

・他の患者に対する暴力行為や著しい迷惑行為、器物破損行為が認められ、他の方法ではこれを防ぎきれない場合

・急性精神運動興奮等の為、不穏、多動、爆発性などが目立ち、一般の精神病室では医療又は保護を図ることが著しく困難な場合

・身体的合併症を有する患者について、検査および処置等のため、隔離が必要な場合

身体的拘束

・自殺企図又は自傷行為が著しく切迫している場合

・多動又は不穏が顕著である場合

・放置すれば患者の生命にまで危険が及ぶおそれがある場合

通信・面会の制限

・病状の悪化を招き治療効果を妨げる等、医療又は保護の上で合理的な理由がある場合

任意入院者の開放処遇の制限

・他の患者との人間関係を著しく損なうおそれがある等、その言動が患者の病状や経過や予後に著しく悪く影響する場合

・自殺企図又は自傷行為のおそれがある場合

・開放処遇を継続することが困難な場合

(病状悪化に伴うフリー散歩中止は「開放処遇の制限」にあたる)

一時的な抑制

・認知症が高度の患者や、体動の激しい患者に対して点滴・経管栄養を行う場合

・安全ベルトによる車いすへの一時的な抑制

・寝たきりを防止するため…概ね30分以内

・食事及びおやつ時間に転倒防止のため…概ね1時間以内

・車で移動する際…原則として移動の時間内

介護衣使用

・脱衣更衣・弄便による不潔行為・失禁による皮膚疾患の悪化等を他の方法による予防ができない場合

処遇

理念:患者の個人としての尊厳を尊重して、その人権に配慮しつつ適切な精神医療の確保および社会復帰の促進に資するものでなければならない。

通信・電話・面会:原則に院外の者との通信・面会は、家族・地域との接点を保つため、自由に行われる。文書又は口頭により、患者及び家族に伝える。場合によっては、信書を差し控える(人的問題など)

隔離:患者の症状をみて危険の可能性がある場合、危険を最小限に減らし、保護を図る。

身体拘束:制限の程度が強く、また二次的な身体的障害が生じる可能性もあり、代替方法を見いだされるまでの間、やむを得ない処遇として行われる行動。患者の生命を保護することや重大な身体損傷を防ぐことに重点をおいた行動制限である。

行動制限を最小にする取り組み:WHOのケアの10原則より、精神保健のケアにおける最小規制の原則であり、精神障害者へのケアは、行動制限などの規制を最小限に行わなければならないとしている。精神障害のための混乱状態にあり、言葉で説得することができず、自傷他害行動を他の方法ではコントロールできないと判断されたとき、治療上やむを得ず行動制限が行われる。

開放処遇:任意入院は開放的な環境での処遇を受けることを書面で本人に伝える。開放処遇をしなければ保護が困難な場合開放処遇を制限する場合がある。

代理行為:私物購入、衣類、寝具交換、衣類管理、選択、小遣管理郵便物の投函など。患者の意思を尊重すること。患者に伝える。

私物管理:私物の持ち込みは最小限にとどめる。必要な場合、家族、又は第3者に立ち会いを求める。定期的に整理整頓を行う。 所持物には名前を書く。

鍵の管理:非常口、病室、ナースステーション、事務所など

何気ない仕草の持つ意味を知る

観察の中で患者の何気ない仕草から、考えや感情を知る手がかりになる事があります。

一般的に考えられている仕草についてこちらの記事にまとめていますので、良ければご参照下さい。

精神看護学実習の経験・学びまとめ

今回は精神看護学実習について書かせていただきました。

精神看護学では看護技術よりも患者さんとのコミュニケーションや関わりがとても深い分野です。

この記事が何かの参考になれば嬉しいです。

ちゃっちゃん

最後まで読んでいただきありがとうございました!

他の領域の実習の経験・学び・やっておく事はこちら

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ちゃっちゃん
看護師ブロガー
こんにちは!看護師3年目の"ちゃっちゃん"です。

【看護師・看護学生の特有の悩み】や【看護師の恋愛・同棲】をテーマにブログを運営中です。
私生活では8歳年上の彼氏と同棲中。

「無理せず自分のペースで!」をモットーに今日もゆるく生きてます。看護は好きだけど仕事は嫌いなちゃっちゃん。どうぞよろしくお願いします。
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