
在宅看護学実習ってどんな事をするんだろう?



療養者さんの自宅で看護をするってどんな感じかな?



病院との違いや、在宅看護学実習のポイントを教えて欲しい!



こんにちは看護師のちゃっちゃんです。今回は在宅看護学実習について書いていきたいと思います。
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この記事で分かる事
・在宅看護学実習とは何か
・在宅看護学実習の経験・学び
・在宅看護学実習で当日までにやった事
・在宅看護学実習のアドバイス
在宅看護学とは


在学看護の1番の特徴は、療養者と家族の居宅(生活の場)を訪問して看護を提供する事です。
病院と違って、看護師1人で訪問して、看護を行うため、幅広い知識と臨機応変な対応が必要になります。
看護師は、療養者や家族の生活がその時点で最善な状態に出来るようにサポートしていきます。
医療現場の違って他職種の方が同じ現場に居合わせる事は少ないです。
なので入院生活から在宅に移行する前からチームを作り、介護ノート等を活用して、頻繁に情報の提供収集を行い、連携していくことが必要です。
居宅介護施設でも、医師が常駐していないしせつでは、看護師の負担が大きくなります。
在宅看護学実習で経験した事
ALSの若い療養者さんとの出会い
在宅看護学実習では、何人かの自宅を看護師さんと一緒に訪問し、食事介助や入浴介助、内服管理等を行いました。
その中で若い療養者さんと出会いました。
彼女はALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気を患っていました。



若くして疾患を患った彼女を見て、どう接したら良いのか戸惑ったのが本心です。
入浴や着替えの介助、ベッドから椅子への移乗等の生活の援助を中心に行いました。
内服薬は自己管理が出来ている事を確認し、残りの時間は療養者さんのお話を聞いて過ごしました。
現状で最前の生活の場を作る
彼女の生活の場はほとんどが自室内です。
トイレと入浴時以外は部屋でパソコンを使って過ごしていました。
現状での最前の生活を送るため、様々な工夫を行います。
ベッドから椅子への移乗時にはどの高さが最適か、パソコンの位置や椅子の角度
細かなとこまで計算して、最善の状態を作っていきます。
看護計画の中身も他のスタッフが伺っても分かるように、療養者の私物の配置や、ベッドの高さ(cmまで)など細かく書かれていました。
今を生きる事の大切さを感じた
若くしてALSを患った彼女は話す事がとても好きな方でした。
パソコンを通してオンラインでの繋がりを持ったり、大好きなYouTuberを見るのが幸せだと話します。
いつか来る死に怯えるくらいなら楽しい事を考えていたい。
健康な人だっていつその時が来るか分からない。
彼女の話す言葉にはとても考えさせられる物がたくさんありました。



今を生きてるのも当たり前じゃない。もっと大切にしなきゃいけない。
そんな事も考えさせられたりしました。
在宅看護学実習での学び
1つ1つの看護に意味がある
私はこの在宅看護学実習で、ALSの疾患をもつ療養者さんを受け持たせていただきました。
症状として四肢麻痺や呼吸状態の悪化が見られ、それに伴ってADL低下や、セルフケア不足が目立っています。
進行性の病気であるため、精神的な不安も感じていると考えられました。
このような療養者に対して看護師は、なるべく離床を促し、趣味であるパソコンができる環境を整えたり、入浴介助を行いました。
このように趣味の時間を大切にすることは、療養者さんにとって、気分転換やストレス解消につながり
車椅子に移乗することや、自宅のふろ場で入浴を実施することは、褥瘡や筋力低下を防止することに繋がっている
療養者の現在の状態にあった在宅での看護について学ぶ事が出来ました。
チームの力って凄い
療養者さんの援助について情報共有や意見交換をする時間を設けている姿や、
連携室や居宅.リハビリ、Dr.の方々、他の施設の方々と電話でなど密に連絡を取っておられる姿からチーム力の大切さを強く感じました。
さらに、指導者さんたちは視野をとても広くもっておられました。
地域の方々はどんな方いるのかと言うことも言っておられたため、もっと地域全体に目を向けなければならないことを学びました。
自宅にあるもので看護を提供する
病棟とは違い、病院と違ってケア時に使用する物品は、自宅にある物を使用することが多いです。
洗剤のボトルにかけ湯を入れ使用したり、足浴バケツの下にレジャーシートを敷いてケアを行ったりと、療養者の家庭に合わせて臨機応変な工夫がいると感んじました。
在宅看護学実習の当日までに行った事
訪問する療養者の疾患について知る
在宅看護学実習で訪問する療養者の中で、メインで看護過程を展開していく方の疾患と病態を調べました。
項目としては以下の通りです。
・疾患名
・原因
・症状
・検査内容
・予後
・治療方法
・看護師の役割
特に重要なのは予後を知る事と看護師の役割です。
予後を知っておく事は今後のプランを立てる上で大切です。
常に現状で出来る最前の環境を作る為に知っておきましょう。
看護師の役割は、その疾患なら何が必要か考えて見ましょう。
例えば今回のALS(筋萎縮性側索硬化症)の場合は、
- 状況の把握、進行レベルの把握
(状態確認、呼吸管理、関節可動域訓練) - 合併症の把握と観察
嚥下機能低下⇒誤嚥性肺炎
水分不足⇒脱水
長期臥床⇒褥瘡
など - 安全確保
(呼吸確保、栄養確保、水分確保、医療機器点検、整備、衛生材料の整備) - 日常生活支援
(食事、排泄、清潔ケアの援助、体の自由が効かないこと、病気に対する不安への対処)
このようにまとめてから実習に臨みました。
在宅看護学実習のワンポイントアドバイス


老健と特養の違いについて知る
在宅看護学実習では、療養者の自宅だけでなく、デイサービス等の施設にも実習行きます。
その時に老健と特養の違いを聞かれたので、知っておいた方がいいです!
老健と特養の違いについてはこちらの記事にまとめでいますので、参考にして下さい。


看護計画は誰が見ても実践出来る内容に
訪問看護では、療養者の自宅に看護師が1人で向かいます。
看護師は毎回同じ人とは限りません。
誰が見ても分かるように看護計画は細かいところまで注意して書きましょう。
例えば、、、
・ベッドの高さは何センチか
・移乗時は右から?左から?
・椅子の角度
・私物の位置
・足浴時には洗面器と床の間に板を挟む
などなど
誰でも実践出来るように細かく書くようにしてみて下さい。
在宅看護学実習の経験・学びまとめ


今回は精神看護学実習について書かせていただきました。
精神看護学では看護技術よりも患者さんとのコミュニケーションや関わりがとても深い分野です。
この記事が何かの参考になれば嬉しいです。



最後まで読んでいただきありがとうございました!
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